ライン

平成13年6月26日〔火〕〜7月4日〔水〕

 スイスアルプスに行ってみた〜い!
そんな憧れを持った山仲間と「アルプス.スカイライン.ハイキング」に参加した。

6/27(水)
 チューリッヒからのんびり列車の旅が始まった。
車窓から、緑の牧草地と湖、そして きれいな窓辺の花々! とうとう来たね。ここがスイス!
グリンデルワルトから登山列車で、アイガー北壁を真近に望むクライネシャイデックの山上のホテルへ着いた。

これから列車の旅が始まります         山上のホテル「シャイデックホテル」

6/28(木)
 登山列車 JBユングフラウ鉄道に乗り、アイガーをくり貫いたトンネルの中へ入っていく。
途中に停車する標高2864mのアイガー・ヴァントはアイガーの心臓部、、北壁に開けた窓から垂直の岸壁とクライネ.シャイデックが見下ろせる。
そして、メンヒの真下を通って終点、ヨーロッパ最高所の鉄道駅ユングラフラウヨッホに到着する。
アイスパレスは氷河をくり貫いた氷の宮殿!通路に氷の彫刻が展示してある。氷の上を滑らないよう、一歩一歩慎重に進み、展望台に出る。 
ワァー! 真っ白な雪の世界!!
ユングフラウ、メンヒ、そして アレッチ氷河が目の前に迫る。 感激! カンゲ〜キ!!

左からアイガー、メンヒ、ユングフラウ、左下は泊まったホテル    展望台からユングフラウをバックに
氷の宮殿アイスパレス 氷のカウンターでチョット一杯!

6/29(金)

 列車で青いトゥーン湖畔を経て、山あいの静かな街カンデルシュテークへ
ブリュームリスアルプ山群の雪山に囲まれた美しい山上の湖、エッシネン湖!
牧歌的な草原と湖。思わずみんなで歌を口ずさむ ♪森と泉に囲まれた〜 

 午後は列車でマッターホルンの麓、ツエルマットへ、
登山列車に乗り換え、リッフェルベルグ(2582m)の山上ホテルへ到着!
目の前に聳え立つマッターホルンを眺めながら、至福の散策を楽しむ。

美しい山上の湖、エッシネン湖 ブリュームリスアルプ山群を背景に
草を食むシープとマッターホルン 散策orスケッチを楽しむ

6/30(土)

 朝、一番のロープウェイに乗り、雪山と氷河の大パノラマを眺めながらシュトックホルン山上駅へ… 
ここからは待望の雪山登山!
先週まで積雪が多く、登山不可能と言われていたらしいが、丁度良い硬さのトレースが出来ている。
ナイフリッジになった雪尾根を一列になり、雪上歩行! 
ストックホルン(3.532m)までわずか40分程で着いてしまった。
          「やったー シュトックホルンの山頂だよ!
目の前にモンテローザ、リスカム、ブライトホルン、マッターホルンが…  眼下には、ゴルナー氷河の大展望!
山頂から、シリセードで一気にすべり降り、楽しい 楽しい思い出ができた。
岐路はマッターホルンの投影がきれいなリッフェルゼーを経て、カウベルが響くのどかなアルプを下る。


朝日に輝くマッターホルン     右下が私達が泊まったホテル
ヤッター! シュトックホルンの山頂だよ。 現地ガイド田村さん、アルパインガイド土屋さんと

投影が美しいリッフエル湖 セントバーナードと一緒に


7/1(日)
 ブドウ畑が続くローヌ谷を経てフランスに入る。
午後、モンブランの麓のシャモニへ… ロープウエイでブレバンに登り、モンブランの全容を眺める。
ここからハングライダーでシャモニーの街を空中散歩するはずだったのが、練習時間が足りず×!誠に残念!

7/2(月) 
 ロープウェイで岩と雪の大展望台エギーユ.デュ.ミディへ
ヨーロッパ最高峰モンブラン(4807m)を間近に眺められる最高所の展望台!
モンブランはもちろん、グラン.ジョラス、ドリューを始めとするアルプスの名峰、スイスのマッターホルン、モンテローザ、イタリアのグランドパラディソー等 360度の大展望!
ここからモンブラン山群の氷河の上をロープウェイに乗り、イタリア国境のエルブロンネルまで…。
ここが最も感動した所、眼下の氷河には米粒ほど小さな色とりどりのテントと人の姿!
モンブランに登頂する人達が高度順化の為、足慣らしに歩いている。
あぁ〜 悔しいー 次回は絶対モンブラン登頂!と心に誓う。
エルブロンネでイタリアへ一歩足を踏み入れる。
そして 氷河に降り立ち雪に戯れる元乙女達!

左からエギューデュミディ展望台3842n(黒い尖がり)、モンブランデュタキュル4248m、モンモディ4465m、モンブラン4807m(お椀の形)
ヨーロッパの名峰の数々! メール.ド.グラス氷河
急斜面を登る登山者 氷河の上をロープウェイでイタリア側 エルブロンネルへ(3462m)
上から見たテントと歩いている人 (3つ並んだ影はロープウェイ) 私達も氷河へ下りた。
ヤッホー 氷河だよー イタリアへの一歩!
雪に戯れる元乙女 後ろに見えるのがイタリア側から見たモンブランです

 ハイライトの後半は途中駅でロープウェイを降り、シャモニー針峰群のすそをメール.ド.グラス氷河にのぞむモンタベールまでのハイキング!
素晴らしい景色を眺めながら、ルンルンハイク!
グランジョラス、ドリューの名峰が目の前に聳え世界一流の登山家になった様な錯覚!

針峰群の裾をトレッキング 素晴らしい景色が続く
ドリューをバックにハイ ポーズ! メール.ド.グラス氷河とグランジョラス
景色良好!足どり軽く! あまりの素晴らしさに、またパチリ!

7/3
(火) 
 楽しかった山旅も終ってしまった。 今日は専用バスでチューリッヒ空港へ!
出発時間まで、ツアーリーダーの土屋さんと市内観光。教会を訪れたり、チューリヒ湖を遊覧したり最後のスイスを楽しむ。
素晴らしい景色と体験の思い出を、お土産に帰国の途につく。


 今回の旅は、本当に充実した楽しい感動の連続の旅であった。
少人数(15名)の仲良しパーティー、土屋ツアーリーダーのきめ細かな配慮、地域に密接した列車の旅とスーパーでの買出し、トレッキング中心の山旅。 ホテルも食事もこれ以上は望まない。

さぁー 次はどこの山へ?

楽しい山旅は終った!シャモニーのホテル前で 最後のスイス、チューリッヒ湖を遊覧