蓮華岳2.799m 針ノ木岳2.821m スバリ岳2.752m 赤沢岳2.678m
鳴沢岳2.641m 岩小屋沢岳2.630m 爺ヶ岳2.679m
山行日 | 平成13年8月8日(水)〜11日(土) |
コースタイム | 8日 扇沢登山口12:45〜大沢小屋2:10 9日 発7:00〜雪渓ノド9:15〜針ノ木小屋10:35 休憩 発1:55〜蓮華岳3:05〜針ノ木小屋4:15 10日 発6:30〜針ノ木岳7:30〜スバリ岳8:45〜赤沢岳10:55〜鳴沢岳12:50〜新越山荘1:50 11日 発5:05〜岩小屋沢岳6:50〜種池山荘8:05〜爺ヶ岳南峰9:00〜中峰9:25〜山荘10:15 発10:30〜ケルン12:20〜下山口1:25 |
メンバー | 山翠会(浅田、大川、榊間、高橋、田嶋、畑下、印貢、小木曽、深谷、松本) |
山小屋 | 大沢小屋、針ノ木小屋 電話090-2323-7145 新越山荘 0261-22-1263 |
山行記録 |
8日(水)晴 昼時の扇沢は駐車中の車は多いものの人影は少ない。 身支度を終えた熟女10名は登山口から大沢小屋に向かう。 日中の樹林帯は風がなく暑い! 途中、雪解け水の流れる沢で喉を潤し大沢小屋に着く。 「こんにちわー おねがいしま〜す。」 「何だおまえ達、小屋を間違えて来たな! この小屋にはババアは泊めんぞ!」 「エッー!!」 慌てて外へ出て小屋名を確かめてくる。 「あの… 予約してあるはずなんですが… 」 「ババアが来るとは聞いておらん! 」 ビックリしたが、オヤジさんの目が笑っている。 この暴言がオヤジさんの歓待の言葉だと気が付いた。 それからはこちらも負けていなかったが、布団の取り込みから夕食作り、後片付け、お金の計算、 帳簿付けまで手伝わされた。 昔の山小屋は客とオヤジの団欒があったそうだが、今は営利目的で接触が少ないとの事。 山小屋の原点を見たような気がした。 |
さぁー 夏山登山に向かいま〜す | 美味しい沢の水で喉を潤す |
名物オヤジの大沢小屋 | オヤジさんの案内で眺望の良い沢へ |
9日(木)曇り一時雨 昨夜の雨は上がったが、雪渓が滑りやすいとの注意を受けアイゼンを借りていく。 思ったより雪渓は小さくなり、難なく登りきる。 針ノ木小屋に着くと、雨が降ってきた。部屋に落ち着き様子をみる。 雨も上がり蓮華岳へ… 一面コマクサの群落に大感激! 白いコマクサもみつけた! |
針ノ木雪渓の始まり | 雪渓を渡りきるとお花畑! |
一面に咲くコマクサ! | 珍しい白いコマクサ |
10日(金)曇り一時雨 雲が多く眺望は期待できないが、一面に咲き誇る花たちは生き生きとしている。 ガスの切れ間から時々姿を見せる黒部川と雷鳥親子に歓声を上げ、岩稜帯のピークをいくつも越えて新越山荘へ… 雨が本降りになった頃、山荘の喫茶室でビールを飲みながら山の話に花が咲いていた。 |
視界はゼロだけど針ノ木山頂です | 雲間から黒部湖が見えた |
こんな岩場の連続です | ガスの中での休憩もまた楽し! |
11日(土)晴のち曇り 今日は朝から視界良好! 歩いて来た蓮華岳.針ノ木岳.赤沢岳がぐるりと見渡せる。 立山三山.剣岳.白馬も雲海の上に顔を出している。 眺望を楽しみながらの山歩きは最高に楽しい! でも、種池山荘に着く頃にはお天気が怪しくなり、 爺ヶ岳の山頂はガスが立ち込めていた。 南峰と中峰に足跡だけはつけて来た。 |
縦走して来た針ノ木雪渓と針ノ木岳、赤沢岳 | 岩小屋沢岳から見た立山三山、剣岳 |
爺ヶ岳山頂で〜す | 可憐なコマクサ |
今年の夏山は、素晴らしい眺望を楽しみながら稜線漫歩! そんな願いもむなしく曇り空の山行になってしまったが、 それなりの喜びがあり、楽しい夏山登山となった。 大沢小屋でのオヤジさんとの楽しい思い出! 一面に咲き誇るコマクサ! 雲間からチラリと覗かせる黒部湖! 眺望が満喫できた喜び! そして 貸切部屋での語らい、 一層親睦も深まりました。 皆さんのご協力に感謝いたします。 |