山 行 日 | 平成15年 7月29日〔火〕〜8月1日〔金〕 曇 |
コースタイム | 1日目 金山発7:00⇒中央高速⇒豊科IC⇒栂池11:30 ロープウエィ乗り継ぎ 栂池自然園12:25〜 天狗原13:45〜 白馬乗鞍岳15:40 〜白馬大池山荘16:25 2日目 山荘4:50〜小蓮華岳6:55〜三国境7:45〜避難小屋9:25〜雪倉岳10:10〜 水平道分岐13:50〜朝日小屋15:20 3日目 小屋6:00〜朝日岳6:55〜五輪ノ森9:20〜花園三角点10:00〜白高地沢11:30〜 瀬戸川歩道橋13:00〜兵馬ノ平13:50〜キャンプ場14:00〜蓮華温泉14:50 |
メンバー | 山翠会会員 8名 |
今年の夏山は栂池自然園までA .Bグループ一緒に出かけた。 私達AグループはBグループと別れて白馬大池山荘へと向かう。 今にも雨が降り出しそうな空を見上げ 急坂を息をきらせながら登ると 天狗原の湿原に出る。 霧にけむったワタスゲに心が和む。 ここからは岩がゴロゴロ! 滑りやすく慎重に行動する。 残雪も難なくクリア! 平坦な登山道になると 白馬乗鞍岳山頂に辿り着く。 辺りはガスっていて眺望はないが 広々とした山頂にはタカネバラが色鮮やかに咲いていた。 山荘近くになってもガスは晴れず 近くで人の話し声が聞こえると思ったら 目の前に池と山荘が現れた。 |
A.Bグループ全員で記念撮影 |
岩道を登る。 | 天狗原の湿原 |
白馬乗鞍岳で一休み。 | 山荘前は沢山のテントが… |
夜半から吹き降りの雨で眠れない。 今日の行程は朝日小屋までのロングコース。 この風雨では到底無理! コースを白馬岳に変更するか皆で検討するが… やはり、計画通り行きたい希望もある。 兎に角、三国境まで行って決めることにした。 幸い出発時間には雨も止み、 登るにつれて白馬三山の素晴らしい眺望が開けてきた。 |
お花畑と白馬岳 | 小蓮華岳を振り返る。 |
三国境で迷うことなく朝日岳へ行くことに決定! でも、暫く行くと雲行きが悪くなり風雨となった。 何もない稜線は風当たりが強く 踏ん張りを利かせていないと吹き飛ばされそうだ! 鉢ヶ岳のトラバースになると 嘘の様に風が遮られホッとする。 2ヶ所の雪渓も難なくクリア! でも、稜線にでるとまたまた突風! ザックカバーや雨具が風をはらみ、パタパタと音を立てる。 雪倉の避難小屋で一休みしようと入ってみるが 靴を脱がなければならない。 気持ちが萎えては小屋まで辿り着けないので そのまま縦走を続行することにする。 この稜線は風も強いがお花も凄い! 足元は百花繚乱、いろいろな花が咲き乱れている。 お花に癒されながら雪倉岳の山頂に辿り着くことができた。 |
雪倉山頂! | 遅咲きのウルップソウ |
小桜ヶ原に咲くミズバショウとリュウキンカ |
雪倉岳のなが〜い下りは一面のお花畑! ミヤマムラサキ、タカネシオガマ、クルマユリなどが競って咲き誇っている。 小桜ヶ原につく頃にはお天気も回復して 雪解けに咲くミズバショウやリュキンカの可愛い花を楽しみ アップダウンの多い水平道?を通り 10時間かかって朝日小屋に到着した。 受付には朝日小屋のオーナーであるゆかりさんが… 何度か電話で登山道の様子を聞いたり 朝日小屋のHPに書き込まれるゆかりさんの日記を読んでいたので 懐かしい人に出合った様な気持ち。 笑顔で優しく迎えられ、ますますゆかりファンになった。 今年から食器も唐津物の器にされた事もHPで知っていたが こうして配膳されるとやはり家庭的な温かさが伝わって来る。 ご飯も山小屋とは信じられないほど美味しかった! |
朝日小屋に到着! | 唐津物の器での夕食 |
素晴らしい朝を迎えた! 昨日、強風の中を登った雪倉岳が正面にどっしりと その右には白馬岳、そして横には旭岳も輝いている。 朝食後、 ゆかりさんから山並の説明や昔の朝日小屋の話を聞き のんびり朝のひとときを過ごした後 朝日岳へと向かった。 ところが… ( ̄Д ̄;) ガーン あの快晴の空にガスが湧いてきて 大展望を楽しむはずの朝日岳山頂は 乳白色の世界となってしまった! |
朝日に輝く雪倉岳と白馬岳 | 左が私、その隣がゆかりさん |
朝日岳山頂! | 八兵衛平付近の残雪! |
五輪尾根も花盛り! 滑りやすい木道に緊張し、残雪を楽しみ、花園三角点で一息入れ 白高地沢で昼食タイム。 ここからの急登は、 疲れた体には堪えたが 無事、蓮華温泉に辿り着いた。 次の日に、女性パーティがこの木道で滑り骨折! 救助のヘリが飛んだことを知った。 私達も何度と無く尻餅をつきながら渡った木道。 怪我も無く、無事通過できたことに感謝!感謝! |
滑りやすい木道 |
清流の白高地沢 | 兵馬ノ平に咲くギボシの群落! |
無事、蓮華温泉に辿り着く |